登山に役立つ話32 (「登山講座改題)
山の歩き方(2)
休憩をとる
登山では、ひたすらに歩きとおすのではなく、ときどき休憩を入れながら、ゆとりをもって歩きます。私たちの中高年登山では、このゆとりがとても大切です。 荒い呼吸をし、汗まみれになり、足元がふらついても歩きつづけるのは、まさに自殺行為です。そこで、今回は、「休憩」のとりかたについてお話します。
登山行動中の休憩は、①調整休憩、②小休憩、③中休憩、④大休憩の四つの形態があります。
① 調整休憩
出発して15分くらいで、リーダー(班長)の指示で止まります。登山靴の紐のつよさ、スパッツの具合、服装、ザックなどに不具合がないか、互いに確かめ合います。雨風、気温などの変化に対応する調整休憩もあります。ひとりひとりが勝手にするのではなく、リーダー(班長)の指示で、パーティ全体が、一致した行動をとります。
② 小休憩
リーダー(班長)の指示で、40~50分に一回ごとに小休憩をとります。難場、急登などでは、こまめにとることもあります。5分~10分の短時間の休憩の間に、水分補給、行動食摂取もし、さらに、ルート確認、メンバーの体調、記録、観察などもします。
③ 中休憩
小休憩を二回ほどとったら、20分くらいの中休憩をいれます。これは、あらかじめ適地を決めておきます。小休憩でおこなった諸行動を、よりじっくりとやります。リーダー(班長)は、メンバーからの登山行動についての意見なども聞きます。
④ 大休憩
30分~1時間の休憩です。私たちの登山では、「昼食休憩」などにあたります。昼食を摂るだけが目的ではなく、疲れた体を休めることが大切です。体操をする、靴を脱いで足を休めるのも効果的です。
これらの休憩は、パーティ内のメンバーから、時々の状況に応じて休憩のもとめを出すこともあります。リーダー(班長)は、全体的、総合的に判断して、メンバーのもとめに応えます。
[次回は、「山の歩き方(3)」として、雪上歩行についてお話します]


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