白地山
八月の月例登山は、十和田湖の外輪山の一角を占める白地山(1034m)でした。八月三十日(木)、貸切バスで、総勢五十人の参加者(男二十八人、女二十二人)は、よく晴れた十和田湖へと向かいました。
なお、貸切バスでの山行だったために、乗客定数があり、先着順の申し込みのために、やむなく、参加のお断りをした方々もいました。たいへんに残念でした。
バスは、秋田市千秋明徳町県民会館前を、定刻の五時三十分に出発しました。八郎潟町まで、六カ所ほど、なかまを拾いながら走って、二ツ井まで自動車道に乗りました。二ツ井道の駅には、七時に着きました。北に来るにつれ、空はどんどん晴れてきました。
小坂町七滝でトイレ休憩をとって、入山の態勢をとろうとしましたが、朝早いせいかトイレが使えないために、樹海ラインを発荷峠まで行くことにしました。発荷峠、九時着。すばらしい十和田湖の眺め。湖の対岸の南八甲田の櫛ガ峰、さらに八甲田連峰の稜線もくっきりと見えます。
鉛山峠登山口(834m)には九時十五分着、班長会議、準備体操、記念写真撮影のあと、九時四十五分、一班を先頭にして出発しました。とてもよいお天気で、コース途中からの十和田湖の景観が楽しみです。さいわいに、数日前に山道の刈り払いもおこなわれたようで、露に濡れないで、快適に歩けます。鉛山峠(850m)には、九時五十三分に着きました。
白雲亭展望台(840m)には、十時十五分に到着し、十分ほどの休憩。湖面、中山半島、御倉半島をめぐる遊覧船が、小さく白く見えました。斎藤リーダーが、二重カルデラとしての十和田湖について、実景を見ながら解説しました。
白雲亭・みそなげ中間地点、十時三十五分に通過。みちばたのマイヅルソウのうずら模様の実、ツルリンドウの紫の実が目にしみます。ミソナゲ峠(866m)、十一時十分、小憩です。快晴のよい天気ですが、ブナ、ダケカンバの林のなかは、日をさえぎってくれます。すこし風があれば、申し分ないのですが。
ミソナゲ峠・白地山中間点、十一時四十五分着。このあたりから、チシマザサの刈り払いがなくなりました。しかし、ミヤマアキノキリンソウがいっぱい咲いています。ツバメオモトの青い実がいっぱいです。ナナカマド、オオカメノキの赤い実も、秋だなあと思わせてくれます。
紫名亭展望所(997・2m)には、十二時三十分に着きました。ここには、「十和田の主」の高木豊平さん(年金者組合大館支部)が、私たちを待っていてくれました。さっそく、十和田湖を前にして、解説をお願いしました。
白地湿原(1000m)の長い木道をすすみ、長引分岐、十二時五十分。青森県碇ヶ関へ下る久吉林道分岐も通過します。紫名亭展望所からこの分岐までは、秋田・青森県境を歩きました。
ゴゼンタチバナの小さな朱色の実の房がとてもきれいです。ミヤマアキノキリンソウ、ウメバチソウ、エゾシオガマ、オヤマリンドウ、ミヤマホツツジなど、秋の花もたくさん咲いていました。
湿原からちょっと登って、白地山山頂(1034m)には、十三時十分に着きました。登山口の出発に手間取ったので、予定時間よりも、約一時間の遅れです。昼食休憩後、写真撮影、高木豊平さんの展望についての解説をしていただきました。
東には十和利山、十和田山、北は南八甲田・櫛ガ峰、西に白神山地、森吉山、南に八幡平などが見えました。十四時、下山開始。
紫名亭展望所に、十四時二十四分に戻り、大川岱への下山道に入りました。道を草が覆っていて、難儀をします。銀山コースへの滝ノ沢分岐(960m)、十四時三十五分。
大川岱への中間点(760m)は十五時。大川沢沿いの沢道には、ミズ(ウワバミソウ)がいたるところ生えていて、りっぱなムカゴをいっぱいつけています。体力にユトリがあり生活にユトリのないひとは、せっせと採集しながらの下山です。 十六時五分、ようやく林道に降りてほっとします。膝を痛めて遅れた人もいましたが、まもなく、全員が元気に林道に出ました。
バスが林道下部(450m)まで登ってくれました。出発前に、高木豊平さんとのお別れをして、十七時前にには、大湯のゆとりランドに向かいました。
大きなお風呂で、一汗流したあとのバス車内では、みなさんが、一日の感想を熱心に語りました。ユーモアを交えたたのしい語らいでした。
高田博さんが、『八甲田死の彷徨』の知識を問うクイズを出しました。「成績優秀」だった和田實、長谷川玲子、鈴木敦子、高田栄子、藤田百合子のみなさんに、斎藤リーダー提供の佐藤康著『鳥海山日記』を、ご褒美として贈呈しました。 バスは、上小阿仁道の駅に小憩ののち、五城目町を過ぎてから、斎藤リーダーが、最後のシメのあいさつをし、また、全員で男鹿観光バス小野寺運転手に感謝の拍手をしました。
二十一時過ぎに、秋田駅前に帰着、解散をしました。

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