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2007年4月18日 (水)

登山講座 22

 山の自然をまもる (1)

  私たちは、自然の魅力にひかれて、山登りをしています。
 しかし、山の自然をまもることと、山に登ることは、矛盾した行動です。原生的自然を維持するには、自然への立ち入りをしないにかぎります。
 これでは、人間が、自然の恵みを受けて生活したり、自然の美しさを味わったりすることも不可能になりますから、そこは一定の折り合いをつけていかなければなりません。
 かつては、国立公園法による「風景維持」が、自然公園(国立公園、国定公園、都道府県自然公園)規制の中心でした。その後、国立公園法などの改定もおこなわれて、「生態系保護」に力点が移り、その施策もとられていきます。
 自然公園法を環境省が主管し、自然環境保護、自然公園地種区分、山登り規制、開発行為の制限などもきびしくなりますが、同時に、登山道、避難小屋、山岳トイレ、ビジターセンターなどの整備もすすみました。世界遺産条約締結後、白神山地、屋久島、知床半島が世界自然遺産として登録もされ、これらの核心部への立ち入りは、きびしく規制されるようになりました。 
 わが秋田県では、これまでも自然をまもるたくさんのとりくみがありました。鳥海山ゴンドラ設置反対、白神山地青秋林道建設反対、大館・長岐ダム建設反対などは、住民運動の成果により、行政側が計画を撤回しました。  
 自然環境保全のありかたの変化によって、「生態系保護」を中心とする原生自然の保全が叫ばれるようになったいま、私たちの登山のありようも変わらなければなりません。

 登山道の歩きかた/植物踏み付け防止/山中でのトイレの始末/ゴミの処理法/外来植物の持ち込みと駆除/自然環境学習のあり方

 次回には、これらの問題への私たちとしての対応について提起したいと思っています。みなさんも、いろいろお考えください。

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コメント

2月に野口健さんの講演会を聞く機会に恵まれました。
今までは自分のゴミは必ず持ち帰ってましたが、他の人が落としたゴミは「まったく~!」と怒りながらも見てみない振りをしてやり過ごしていました。これじゃあいけないんですよね。
先日100円ショップでピンセットを買ってきました。これからの山登りの必需品にします。

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